当たり前を、徹底するということ。
TTCとの出会いで明確になった目標

TTCの第一印象を教えてください。

　新卒の就職活動中に参加したTTCの会社説明会で、社員さんの「元気な挨拶」や「笑顔」、活気に満ちた明るさに圧倒されました。それと同時に自分が成長できる環境なのではないかと感じました。

その社風は、酒井さんが望むものでしたか？

　もともと明るさ、元気さは自信がありましたが、TTCはさらに想像を越えてきたという印象です。説明会で感じた元気な挨拶や笑顔、それは“本気でお客様に感動してほしい、そのためにできることを真剣に考える”という思いからなのだと納得しました。
　こうした考えは自分の就職活動と共通していたので、自分自身の可能性をTTCで広げてみたいという気持ちが高まりました。

日光・鬼怒川でふれる
「まち」と「ひと」そして名産品の魅力

社会人としての第一歩、新天地での印象は？

　東京を離れて栃木へ、という配属は予想外ではありましたが、自分の適性を考慮していただいた結果ということもあり、不安は自然と期待に変わりました。
　「葵乃庄」がある鬼怒川は、それまで観光地のひとつという程度の知識でしたが、四季折々の美しさはもちろんのこと、ゆったりとした県民性、その一方で国内外で評価される名産品など魅力に気づかせていただくこともあり、より活性化できるよう貢献したいという気持ちをもつようになりました。

地元の方々との交流から、新たな発見もありそうですね

　実際に住んでみて、あたたかみを感じる言葉づかいやイントネーションには癒やし効果を感じています。訪問先の生産者さんに「だいじ？」（大丈夫？）とお声を掛けてもらったりすると思わずほっとしますね。あたたかい気持ちに感謝し、また頑張ろうという気持ちになります。

特に思い入れのある商品は？

　若手人材の積極的な抜擢というTTCの社風の通り、早くから商品開発に携われることはプレッシャーもありますがそれ以上にやりがいを感じます。
　中でも思い入れが深いのは、栃木産スカイベリーを使用した『三ツ星いちごのラングドシャ』です。“ベリー大きい、ベリーおいしい、ベリー美しい”という、3つのベリーを持つ三つ星イチゴを使用しています。世の中にイチゴ関連の商品は沢山あり、類似品も多いので差別化が重要です。アイデア出しの段階で“イチゴ+ラングドシャ”という定番の組み合わせに、ティラミスもサンドして他にないスイーツを目指しました。

試作段階での苦労した点はありますか？

　イチゴのブランド力に頼るだけでは商品開発とはいえません。安定して人気がある素材だけに新しいアイデアを盛り込むことにこだわりました。
　その点で、男性の意見を多く聞けたことから“おじさんも楽しめるスイーツ”という視点で、甘味だけじゃなくココアとコーヒーのほろ苦さを楽しめる新機軸を打ち出せた商品になったと自負しています。各店舗様でも良い条件で陳列スペースを確保していただけるなど高評価をいただいています。

“また訪れたい、食べたい”という
記憶に残る商品づくり

現在の業務内容を教えてください

　観光土産品、ギフト品のトータルプロデュース業を行う「葵乃庄」の一員として、商品開発、商品開拓そして商品陳列を含め売場を作っていくお手伝いなど営業としての業務を経験させていただきました。そして、現在は㈱菜花の里(千葉県)に異動をし、物販店舗の運営に入らせていただき、販売スキル、お買い場*づくり、販促、発注、商品開発、開拓などを取り組んでいます。また、催事の運営、管理なども携わり、幅広く業務を関わっております。

*お買い場：TTC GROUP内における「売り場」「店内」の呼称

成功も失敗も糧にするために
考える力を育てる

仕事上、成長したと感じる部分は？

　責任感です。TTCには「店は店長(リーダー)によって99%決まる」という語録があります。私の１つ1つの言動、行動、判断によって、お店の善し悪しが決まってくるということ、そして、働いている従業員の皆様の物心両面を守り続けることに責任を持ち、日々業務に努めています。

先輩方の言葉を、後輩社員へと受け継ぐイメージですね

　いろんなトラブルに対して「自分が成長するために起こった出来事」という形で、問題解決に向けて一緒に考えてくださったり、腑に落ちるようアドバイスしてもらったり、そのようにフォローしていただいた点を自分もしっかり継承していきたいですね。失敗したときには、ただ頭ごなしに「怒る」のではなく、正しく「叱れる」先輩でありたいと思います。
　こうした考えは、TTCの価値観の中にある「三つの心」の「肯定する心」に通じていると感じます。

日常気をつけていることはありますか？

　時間をムダにしないこと。私の成長が会社の成長に繋がります。そのため、仕事、プライベートにおいても、常に学び、気づきを高め続けることを強く意識し、成長できるように過ごしています。